
セミナーや講演会、研修などを「リアル会場」と「オンライン参加」の両方で行う形式──これがハイブリッド型イベント配信です。コロナ禍以降、すっかり定着したこのスタイルですが、実際に運営するとなると「どうやって実施すればいいの?」「どんな機材が必要?」といった疑問や不安の声があとを絶ちません。
この記事では、そんなハイブリッド配信について、現場経験を踏まえて徹底解説します。実際のトラブル事例や企画時の注意点も紹介しますので、初めての方でも安心して進められる内容です。
動画で見たいからはこちらをどうぞ!
↓ ↓ ↓
そもそも「ハイブリッド配信」とは?
ハイブリッド配信とは、リアル(会場)とオンライン(インターネット)を組み合わせたイベント配信形態のこと。具体的には、ホテルや会議室などでイベントを開催し、その様子を同時にオンラインで中継します。

用語解説
- ライブ配信(ライブストリーミング):イベントをリアルタイムでインターネット配信する方式。YouTubeやVimeoなどがよく使われます。
- Web会議システム:ZoomやTeamsなど、参加者がオンラインで相互に会話できるツール。
- オンデマンド配信:イベント内容を録画し、後日視聴できるように公開する方式。
ハイブリッド配信の3つのパターン
1. 一方通行型(ライブ配信)
- 会場で登壇者が話し、それを視聴者がオンラインで一方的に見る形式
- 視聴者は発言しない
- 操作がシンプルでトラブルが少ない
→ オススメ用途:講演会・説明会・情報提供型のセミナー
2. 双方向型(Web会議)
- 視聴者がZoomなどを通じて発言・質問できる形式
- 登壇者がリモート参加することも可能
- 音響・接続トラブルのリスクは上がるが、ディスカッションに向いている
→ オススメ用途:ワークショップ・意見交換・グループ討議
3. 録画→オンデマンド配信
- イベントを収録し、後日動画として提供
- 視聴者の都合で見られ、運営側の負担も少ない
→ オススメ用途:eラーニング・社内研修・説明動画
企画時に確認すべきポイント

登壇者の登壇形式
- 会場に来てもらえるか?リモート登壇か?
参加者の形式と人数
- 会場参加者の人数
- オンライン参加者の規模、発言の有無
会場の設備確認
- インターネット回線の有無と安定性
- 音響設備(スピーカー・マイクなど)の対応可否
- 画面共有やプロジェクター出力の対応可否
よくあるトラブルとその対策

- Zoomに入れない視聴者が多数発生
- → 事前に視聴用URLと操作マニュアルを送付し、サポート窓口を設けましょう。
- 「声が聞こえない」と苦情が多数
- → 会場マイクの出力確認、オンライン参加者の音声テストを必須に。
- 会場スクリーンに資料が映らない
- → HDMI分配や画面共有設定の事前テストを徹底しましょう。
- 音声ハウリングやノイズ発生
- → スピーカーとマイクの距離や向きを調整。プロに相談するのも◎。
- 双方向のやり取りで回線遅延・音声途切れ
- → 有線接続を基本とし、可能ならLTE回線ではなく光回線を使用。
まとめ:最適な形式は「目的」で決まる!
配信形式 | 特徴 | 向いているケース |
---|---|---|
ライブ配信 | 安定・簡単 | 一方向の講演・報告・広報向け |
Web会議型 | 双方向・議論が可能 | ワークショップ・ディスカッション型 |
オンデマンド型 | 負担軽減・高品質 | eラーニング・後日視聴型研修 |
「ハイブリッド配信、やってみたいけど不安…」そんな時は、経験豊富な業者に頼るのも大きな選択肢です。品川動画配信スタジオでは、会場選びの段階からサポートいたします。お気軽にご相談ください!
