
「録ってはみたけど…これは誰にも見せられない。」
これは、ある企業の担当者さんがポツリと言った一言です。
社内研修用にセミナーを録画したものの、
見返してみたら…スライドが薄くて何が書いてあるか分からない。
会場の空調音とガヤガヤしたノイズにかき消され、肝心の講師の声が全然聞こえない。
「こんな動画、誰が最後まで見るんでしょうか…。」
そう悩む担当者さんは、決して珍しくありません。
なぜ、こんな失敗が起こるのか?
多くの場合、その理由はとてもシンプル。
カメラの内蔵マイクで録音してしまっているから。
会場の音響設備(PA)と連携しないまま、
「とりあえず録ればいい」とやってしまった結果です。
音というのは意外にシビアで、
会場では聞こえていた声も、録画データでは会場の騒音やノイズに埋もれてしまう。
声が聞こえない動画は、間違いなく離脱されます。
そしてもう一つ、スライド。
会場のスクリーンをそのまま撮ると、薄くて見えない。
プロジェクターがどんなに高性能でも、カメラ越しには限界があります。
資料はくっきり写っている“つもり”でも、動画ではぼんやり読めない。
そんなセミナー動画は、残念ながら結局誰も見返しません。
伝わるセミナー動画に必要なのは、3つの技術。
1. 音は、PAから「ライン支給」で収録。
プロの現場では、会場のPA(音響卓)から直接音声ラインをもらいます。
これを業界用語で「ライン支給」といいます。
専用のXLRケーブルでつなぐことで、雑音ゼロ、クリアな音声が録れます。
これを知らずに内蔵マイクで撮ってしまうのが、よくある失敗。
2. スライドは「合成編集」が常識。
スクリーンを撮影しても見えないなら、どうするか。
答えはシンプル、元データを直接動画に合成すればいいんです。
スライドデータを映像編集で重ねれば、どんな小さな文字も図もくっきり。
研修・教育用途なら、もはや必須の技術です。
3. 専門ディレクターが、現場を仕切る。
音響、スライド、カメラワーク、それらを現場でまとめる人間が必要です。
「とりあえず録ってく」は、トラブルの元。
ディレクターは会場と撮影をつなぐ存在です。最終的にどんな映像にするかを逆算をして、現場を仕切ります。もちろん、音も映像のトラブルがないかもチェックする。
そうすれば担当者さんは、本来の業務に集中できます。
セミナー撮影は、失敗できない。だから、プロが必要。
セミナー動画は、資料や教育コンテンツとして何度も使われます。
その品質が悪ければ、結局「撮らないほうがマシ」になる。
でも、一度失敗したらやり直しはできません。
だからこそ、音・スライド・カメラ、それぞれの技術と経験を持ったプロに任せるべきです。
品川動画配信スタジオなら、すべて解決できます。
私たちは、法人・官公庁を中心に200社以上・3000本以上のセミナー動画を撮影してきました。
失敗しないためのノウハウは、すべてテンプレート化済み。
- セミナー専用テンプレートで、最初から伝わる構成。
- ライン支給&XLRケーブルで、雑音ゼロの音声。
- スライド合成標準対応で、誰が見てもわかりやすい映像に。
担当者さんは、セミナーそのものに集中してください。
撮影のことは、すべて私たちが仕切ります。
最後に
セミナー撮影で失敗する人は、「知らなかった」だけです。
あなたのせいじゃない。
でも、知ってしまった今は、次からは失敗できませんよね。
撮影に悩んだら、まずは相談してみませんか?
私たちは、そういう担当者さんに寄り添う会社です。
無料で相談・見積もりはこちらから。

筆者プロフィール
森 正宏(品川動画配信スタジオ 総責任者)
セミナー・研修・講演会撮影に8年以上従事。
登壇者・担当者・視聴者、すべてにとって「伝わる動画」を追求し続けている。
品スタ紹介
品川動画配信スタジオは、セミナー・研修動画専門の撮影・編集スタジオ。
法人・官公庁200社以上の実績、スタジオ撮影・出張撮影ともに対応。
▶ https://shinagawa-douga-studio.com/onsite-seminar-rec-2025/
用語解説
- ライン支給:会場PA(音響設備)から直接音声信号をもらうこと。音質が劇的に改善される。
- XLRケーブル:業務用音響で使われる3ピンケーブル。安定・高品質な音声収録に必須。
- PA:Public Address。会場内の音響設備・担当者のこと。
- スライド合成:スライド元データを直接動画に組み込む編集手法。スクリーン撮影より圧倒的に見やすい。