初めてのオンラインセミナーではトラブルの発生が付き物ですが、トラブルの中で最もクレームになりやすいのが音声トラブルです。
そのため、オンラインセミナー実施時は映像のトラブルよりも音声のトラブルの方に気を配ることが大切です。
そんな音声トラブルの中で、Zoom使用中によく起こるのがハウリングです。
では、どうすればハウリングを防ぐことができ、実際にハウリングが起きたらどう対処すれば良いのでしょうか?この記事の中で解説していきます。
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ハウリングが起こる原因
まず、なぜハウリングが発生するのか?ですが、ハウリングは同じ会場内の複数のPCでZoomなどのウェブ会議システムを使用している際に起こります。
講師の方が話をする際に使用しているPCから出る音声を、モニタリング用のPCのスピーカーが拾ってしまい、音を出し、さらにその音を講師の方のPCが拾ってしまい、、、といった無限ループが発生することで、ハウリングが発生します。
そして大抵、ハウリングが起きた際は、音声をミュートにする方が多いのですが、、
実はこの対処法は間違いなんです!
というよりもミュートにしても意味がない、といった方が正確です。
ハウリング発生時”ミュート”にしてはいけない理由
まず、講師用のPCをミュートにするのは、肝心の音声が視聴者に届かなくなるのでNGです。
では、モニタリング用のPCをミュートにするとどうなるのか?ですが、、先述した通りハウリングが起こる原因はPCのスピーカーですので、ミュートにしてもハウリングは止まりません。
では、ハウリングが起きたらどうすれば良いか?ですが、
講師用PC以外のPCのスピーカーをオフにする
ことが正しい対処法になります。ハウリングの原因であるスピーカーをオフにすることで、ハウリングを抑えることができます。
上記の対策をすればハウリングは収まりますが、できれば最初から発生しないのがベストです。そこで次にハウリングの予防策について解説します。
主催者側でできる3つのハウリング予防策
ハウリングの予防策は大きくは3つあります。
- モニタリングするPCはイヤホンを使用する
- 余計なPCやスマートフォンは接続しない
- エコーキャンセルマイクを使う
スピーカーとマイクが一体となったウェブ会議専用のマイクのことです。*品川動画配信スタジオでは標準で貸し出しております。
これら3つの対策をしておけば安心!
と言いたいのですが、
残念ながらそうもいかないのが、ウェブ会議システムの恐ろしいところです。
なぜ、万全の対策をしていてもトラブルが起こるのか?
それは、ウェブ会議システムが双方向性で、主催者側の設定がきちんとされていても、参加者側の設定次第でトラブルが起きてしまうからです。
例えば、参加者がPCとスマホの両方で視聴していて、それぞれのスピーカーがオンになっている場合などは、ハウリングの原因になります。
そして、参加者側のPCでハウリングした音を主催者側のPCが拾ってしまう…となると、どこでハウリングが発生しているのかわからない、といった状態になります。
そして、こうなった時の対処法としては、
参加者を強制的にミュートにする
ことです。ただ、片っぱしからミュートにしていくのは大変なので、事前の説明で、発言時以外はミュートにしておいてもらうようお願いしておく、といった対策もできます。
Zoomを使用したオンラインセミナーで気をつけること
このように、ウェブ会議システムを使用した双方向型のオンラインセミナーは、トラブル発生の確率が高く、運営の負担が大きくなりがちです。
そのため、オンラインセミナーの企画時に選択肢に入れておいて欲しいのが、配信専用のスタジオを利用することです。
なぜ配信スタジオが良いのか?それは以下のような特徴を兼ね備えているからです。
- ハウリング対策の設備
- 配信専用のPC
- 配信が途切れないネット回線
- 映りを良くする業務用の証明
- カメラ・マイクで高画質・高音質
- トラブルが起きても専属スタッフがサポート
- 困った時に相談できる
これらの特徴があることで、セミナーの運営時に配信のことを一切気を配らなくて良くなり、不安なく本来の業務に集中できるようになります。
実際、品川動画配信スタジオを利用されたワンビ株式会社の加藤様からは、
(自社で配信する際は)通信トラブルとビデオの撮影や配信を気にしながら話すことが難しかった。話すこと以外はプロに任せるのが一番
といった声をいただいています。また、台湾貿易センターの楊様からは、
ストレスから解放されて資料作成に集中できました。
といった声もいただいています。
他にも、20名規模のイベントの場合は自社で配信して、それ以上になってくるとスタジオを利用して配信する、といった使い分けをしている企業様もあります。
↓品川動画配信スタジオご利用企業様の声の詳細はこちら↓
まとめ
今回はウェビナーの音声トラブルで発生しやすいハウリングについて解説しました。まとめると、
自社で開催する際の事前の予防としては、
1、モニタリングするPCはイヤホンを使用する
2、余計なPCやスマートフォンは接続しない
3、エコーキャンセルマイクを使う
4、参加者にミュートにしてもらう
といったことが有効で、実際ハウリングが起きてしまった場合は、
・講師のPC以外のPCのスピーカーをオフにする
・参加者全員を強制的にミュートにする
といったことが有効です。
とはいえ、ウェブ会議システムを用いた双方向型のウェビナーではトラブルのリスクが高くなりますので、対策が万全の専用の配信スタジオを利用することで、不安なく本来自分たちが得意とする業務のみに集中することができるようになります。
また、そもそも、もっと簡単に、あなたが実現したいオンラインセミナーを開催できる可能性もあります。品川動画配信スタジオにそういったところも含めて提案させていただきますので、企画段階からお気軽にご相談ください。