品川動画配信スタジオでは自社のウェビナーで300回以上配信しています。その登壇者側の視点を踏まえて、オンライン配信のスタッフとしてどんな心構えでいるか、3つのポイントをシェアしたいと思います。

講師側もずっと緊張しっぱなしで、話に集中できなかった、という事になってしまい、結果としては価値ある情報やお話がきちんと参加者に届けられない、という事になってしまいます。そうならない為に役立てて貰えれば嬉しいです。

配信スタッフ3つの心がけ

1.不動点であること

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オンラインセミナーやイベントは、目の前に人がいなくてカメラに向かって話すことになります。そのため参加者の反応が見えないので、話のプロとはいえ慣れていないと不安を感じたり、勝手が違うので慣れる時間が必要になります。これがさらに普段前に出て話す仕事をしている人でなければなおさらです。

そういう時に、スタッフが急に立ち上がったり、キョロキョロしたり、ひそひそ話していたりすると、何かあったのかな?と、とても気になります。これは周りが見ている以上に集中力を削がれます。

そのため、スタッフは絶対にバタバタしないことを心掛けます。配信現場で自分だけが唯一の基準点であり、不動点であるようにします。

トラブルが起ころうとも不動点である自分だけは、オロオロしたり、テンパったりした様子を外に出してはいけない、といった覚悟が必要です。

想像してください。例えばお医者さんが、手術中に「あれ?」って言ったり、何かを探し回っていたり、看護婦さんとボソボソ喋っていたらすごく気になりますよね?

それと同じです。

しかもスタッフのバタバタ感は視聴者にも丸わかりです。「スタッフの緊張感が伝わってきて質問するのに気が引けてしまいました…」なんてコメントもありました。

そのため、配信が始まったら、必要なときは意識してゆっくり動くようにして視線もなるべく動かさないように注意します。パッパッと動かれると「なになに?緊急事態かな?」と思ってしまいます。

また、パソコンで打ち込むこともしない方が良いです。タイピング音て演者席にいるとすごい気になりますし、何かトラブルがあってカンペが出されているのか?と、変に考えてしまう原因になります。

2、共感すること

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オンラインでは参加者の反応がわからないので、内容が伝わっているかどうかに加えて「ちゃんと聞こえているかな?配信されているかな」という心配が出てきます。なので、講師側も冷静に喋っているように見えて、最初の5分10分くらいは緊張していてます。

その緊張をほぐすのがスタッフ側の共感です。

具体的にはスタッフが頷いてくれるとすごく助かります。「大丈夫なんだ」と安心するし、会話しているようになるのですごく話しやすくなります。

だから私たちは配信しながらも結構うなづきながら聞いているんですが、終わった後「頷いてくれるのですごく話しやすかったです!」と言われること多いです。

反対に言えば、周りにスタッフさんが思っている以上に前に出て話す人は緊張しているって事なので、スタッフさん側も意識して反応することをおススメしています。

ただ勘違いしないで頂きたいのは、私たちはテクニック的に頷いている訳ではなく、なるほど~と思って聞いているから自然に頷きがでるだけなんです。

そのためにはスタッフ側も話を聞く余裕が必要です。なので、配信をチェックする人と講師の先生をサポートする人と役割分担した方が良いです。

3、存在を消すこと

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究極の配信スタッフの在り方は、講師に全く存在を意識させないという所です。

というのも、講師がスタッフの存在を意識するということは肝心の話に集中できていないという事でもあるんです。

本当にうまくいった配信というのは、流れるようにすすんで、1つも引っ掛かかることなく、何の違和感もなく終わります。

なので「何か拍子抜けするぐらいあっさり終わりましたね、じゃおつかれーす」と軽ーく終わったら、良い進行ができた証拠と言えます。

つまりスタッフの存在を忘れるくらいスムーズだったという事なんです。

私たちは事前の準備やリハーサルをものすごく重視していますので、最近は「本番が拍子抜けするくらいあっさり終わりましたね!」と言われることが多いです。

ただそのためには事前の準備や企画をかなり丁寧にしています。

最終的にはスタッフの存在を全く意識することなく、配信が終わる。これが究極の目標ですよね。

良い配信は水の如しと言われます。

逆に言えば、スタッフの存在が主役級になるのはよろしくない。当日ギリギリまでスタッフが掛けづり周り、怒号が飛び交い、あちこちに電話しまくって、スタッフが青い顔して心配そうにこちらを見ている…。で本番が終わった瞬間「やったー!」「何とかギリギリ終わったー!」ってハイタッチするとか。それはそれで文化祭的な達成感はありますけど、単に企画と準備が甘かっただけですよね。

技量のある配信というと、現場でトラブルが起こったときにカバーする知識と技術って思われがちですが、そうではなく、極限まで事前に準備をして、極限まで不確定要素を無くし、無茶なオペレーションをなくし、トラブルやミスにつながる要因を削り取ったうえで、本番に望む事の方が良い配信を実現できます

現場でどんなトラブルにも対応できる技術を磨く、というのは永遠に終わらないことです。当然必要なのですが、しっかり準備すれば防げる事も多いのも事実です。

例えば暴飲暴食で身体を壊して、それを直すために世界最高級の医療技術を身に付けるよりも、普段から食生活に気を付けて、適度な運動、たっぷり睡眠をとることの方が遥かに簡単でしょう。

という訳でオンライン配信のスタッフさんは、事前の準備をしっかりとして、本番では存在を忘れられるくらいが最高だと思って頂ければ、と思います。

まとめ

今回は配信スタッフに求められる3つの心構えについて解説してきました。

不動点である

スタッフがキョロキョロしたり、ウロウロすると話しての集中力を欠いてしまい、余計に緊張させてしまいます。配信中はPC操作含め、余計な動きはしないようにします。

話し手に共感する

会場で実施するのと違いリアルの反応が得られない分、講師は不安を感じます。なので、現場にいるスタッフが話を聞いて頷くだけでも話し手はだいぶリラックスすることができます。

存在を消す

当日ドタバタと動き回って対処しなくても良いように、事前の準備にしっかりと時間をかけます。何事もなく終わる配信こそが、参加者にとって満足度の高いものになります。

自社スタッフでオンライン配信を実施する際は、ぜひこの3つを覚えて、出演者が話しやすく参加者も満足の配信を実現してください。