ビジネス目的のウェビナー・オンラインセミナーなら大抵の場合はスライド資料を用意することになるでしょう。
ですが、リアルのセミナーで使うスライドとオンラインで見てもらうスライドでは作り方のルールが異なることをご存知でしょうか?
オンラインはリアルの場と異なり「周辺情報」がありません。
周辺情報とは、例えば、リアルセミナーの場合の周りにいる人のリアクションだったり、講師の熱量だったり、セミナーの中身以外に影響を及ぼす要因のことです。なので、多少スライドが見づらい…といったことがあっても、他の要因で満足度は高くなったりします。
ですが、オンラインの場合、画面に映る映像と音声のみが全ての情報になりますので、見やすい画面構成であることやクリアな音声であることがより重要になります。
そして、映像の構成要素としては
- 背景
- 講師
- スライド
の3つで、特に企業向けのウェビナーならスライド資料が一番注目されます。
なので、スライド資料が見づらいとウェビナー自体の満足度が大きく低下してしまいます。
そうならないために、どんなスライドは見づらくて、どうすれば見やすくなるのかを解説していきます。
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「がっかりスライド」の特徴
まずは見づらいスライドの特徴を紹介します。
文字が小さい
リアルセミナーで大きなスクリーンにスライドを映す場合は多少文字が小さくなっても問題ないのですが、オンライン配信の場合は基本的にPCの画面で人によってはスマホの画面で視聴します。
なので、文字が小さいとかなり見づらくなります。
文字が細い
例えば明朝体のような細い文字も、オンラインで画面を通すと見づらくなります。デザインとして品格はありますが、視聴環境によっては細い部分が潰れて見づらくなってしまいます。
文字が薄い(コントラスト)
コントラストとは、背景の色と文字の色がどれだけ対照的かを示す指標です。例えば、白地に黒文字だとコントラストがはっきりしていて見やすいですが、水色背景に青文字などコントラストが弱い場合は見づらくなります。
文字が多すぎる
1枚のスライドに文字を詰め込みすぎてずっと同じ見た目のスライドが続くと視聴者は飽きてしまい集中力もなくなってしまいます。集中力がなくなると、すぐ離脱されるのもウェビナーの特徴ですので、注意が必要です。
では、これらの特徴を踏まえた上で、見やすいスライドにするためのポイントを紹介します。
ガッカリされないスライド作成のルール
文字サイズ
タイトルは44pt以上
本文は24pt以上
で書くと文字が小さく映らず見やすくなります。
フォント
ゴシック体で書くと見やすくなります。
ゴシック体以外でも全ての線がくっきりハッキリ見える書体ならOKです。
コントラスト
白地に黒文字など、背景と文字色のコントラストはハッキリとさせます。
スライドの情報量
1スライド1テーマ
オンラインは飽きが来やすいので、飽きられないように1スライドあたりの情報量は絞ってスライドの数を増やすようにします。(私たちの場合は1時間のウェビナーなら100枚以上のスライドになります。)
画面内のスライドサイズのルール
ここまではスライドの中身の話をしてきましたが、画面内に占めるスライドのサイズにもルールがあります。
品川動画配信スタジオのフォーマットでは、スライドも大・中・小のサイズがあり、人物サイズも大・中・小・があります。
パッと見ただけだとわかりづらいかもしれませんが、実はかなり計算してサイズを決めています。画面を16分割してそこにスライドをはめることで、見やすいスライド・人物サイズを決めています。
まとめ
今回はウェビナーに最適なスライド資料のルールについて解説してきました。
こだわったデザインやレイアウトでなくても、文字のフォントやサイズを整えて、スライド内の文字数を調整するだけで、見ていて飽きないウェビナーを実現できます。
スライド資料の作り方やスライドの映し方のルールを守ることで、価値が伝わるウェビナーを実現してください。
追記
品川動画配信スタジオでは画面に占めるスライドの大きさのルールに則ってスライド合成ができます。どのような感じで配信できるのか、試してみたい方は一度見学にお越しください。