コロナ禍を機にウェビナーの開催企業も増えてきました。
初期の頃は、とりあえずウェビナーを開催すれば参加者が集まっていた状態でしたが、今は競合企業同士で参加者を取り合う状態になっています。
品川動画配信スタジオでは毎月自社開催のウェビナーを実施していて、これまでに累計300回以上ウェビナーを開催し、それに伴ってウェビナー集客も行なってきました。
そういった経験も踏まえて、この記事ではウェビナーの集客で使える方法を紹介していきます。
無料・有料の施策がありますので、実施できそうなものがありましたら、ぜひ参考にしてみてください。
無料でできる施策
1.自社リストへのメルマガ
まずウェビナー集客の鉄板の方法は自社リストへのメルマガです。
私たちが実施する無料でできる施策の中では最もコスパが良い施策です。
案内メールを1通だけ送っても見落とされることがありますので。切り口を変えて複数回に渡って案内することでより効果的に集客できます。
とはいえ、普段メルマガを送らないのにウェビナーの案内だけを送っても開封してもらえないので見てもらえません。そのため、普段から価値ある情報をメルマガで届けて開封率を下げないようにすることが大切です。
2.共催企業のリストへのメルマガ
複数の企業で共催型のウェビナーを実施する場合、共催相手の企業リストにもメルマガで案内してもらうことで、自社だけではアプローチできない層にもアプローチできます。
メールの案内文を自社で考えて共有することで、共催相手も案内のハードルが下がります。
3.サイトに導線を設置
アクセスを集めている自社サイトやメディアサイトを持っているなら、そこにウェビナー募集ページにリンクするバナー等を貼って導線を設置することができます。
コンテンツを見てもらっただけで離脱してしまうと勿体無いので、ウェビナーの申し込みをしてもらうことでリストにして、その後ナーチャリングしていくことができます。
4.SNSに投稿
自社のFacebook、Instagram、TwitterなどのSNSアカウントでもウェビナーの告知ができます。こちらもメルマガ同様、ウェビナーなどイベントがあるときだけ告知しても効果は薄く、普段から頻繁に投稿して見てもらえるようにしておくことで、SNSから効果的に集客できます。
また、SNSはシェア機能もあるので、うまくハマれば無料で大多数に拡散されます。
5.プレスリリース
メディア向けにプレスリリースを出すことで広く拡散できます。ウェビナー開催情報はウェブメディアに取り上げてもらいやすいので、大手メディアでなくてもウェブメディアに掲載されればそこからの流入が期待できます。
そのままウェビナーの概要をリリースするよりも、記事として取り上げてもらいやすいように、ウェビナーの魅力が伝わる原稿を作成して出すことでより効果的に集客できます。
PRタイムズ、ValuePressなどは有料プランが基本ですが、お試し配信もできるので、最初は無料で利用することができます。
6.ポータルサイトへ掲載
ウェビナーの情報をまとめて掲載しているポータルサイトに情報掲載する方法です。中には無料でアカウントを作成するだけで掲載することができるサイトもあります。
とはいえ、どんなサイトにもとにかく掲載すれば良い訳ではなく、ウェビナーのターゲットが見てそうなサイトを選んで掲載することで効果的に集客できます。
7.資料請求者への案内
ホワイトペーパーや資料請求があったユーザーに対して、メールでウェビナーの案内をすることができます。リアルタイムでのウェビナーよりも事前に録画しておいた動画を見てもらうオンデマンド配信でのウェビナーとの相性が良い方法です。
8.個別連絡
リストの中に特に懇意にしている人がいる場合、メールや電話で個別に案内することで高い確度で申し込んでもらえます。拡散性がないので多数は獲得できませんが、個別に連絡することで特別感が出るので参加してもらいやすくなります。
有料の施策
9.DM
広告予算があって企業リストを持っているなら、メルマガの他にもDMを送ることもできます。企業リストを持っていなくてもDM発送業者を利用すれば、条件(所在地・企業規模・業種など)に合わせてリストのピックアップもしてもらえます。
全体的にメルマガの開封率は下がってきていますので、自分宛に来た紙媒体の方が手にとって見てもらえる可能性は高くなります。
10.フォームマーケティング
フォームマーケティングとは、企業のサイトの問い合わせフォームに直接案内文を投稿する手法です。人力で1件ずつ実施することもできますが、代行してくれる業者もあり、リストもピックアップしてくれます。
2000件以上送信することになるので、作業時間を考えれば有料でも業者を利用する方が、時間と労力を削減することができます。
11.SNS広告
無料でSNSに投稿する他にも、SNS上に広告を出すことで投稿よりも広く拡散することができます。例えばfacebook広告は自社サイトを訪問したユーザーだけに広告を表示したり、自社リストに類似した属性を絞って広告を配信できるので、ターゲティングが正確で成果も出やすくなります。
無料ウェビナーであれば1件あたり平均すると3000円ほどでリードを獲得できます。
12.バナー広告
メディアサイトの中には広告枠を設けているサイトもあります。その広告枠にバナー広告枠に載せることもできます。
どんなサイトでも良い訳ではなく、開催するウェビナーのテーマに興味がありそうな見込み客が見ているであろうサイトに絞ってバナー広告を出すと効果的です。
13.リスティング広告
Google広告など、キーワードを検索しているユーザーに広告を表示する方法です。検索しているということは、まさに情報を探している状態のユーザーなので、ウェビナーの案内が検索意図に合っていると申し込みに至りやすくなります。
14.YouTube広告
YouTubeを見ていると表示される6秒でスキップできる広告です。動画を使うことでテキスト・画像だけよりもより多くの情報を伝えられます。
BtoBの場合は、一度サイトを訪問したことがあるユーザーだけに広告を表示する設定で配信するとより効果的です。
15.集客代行サービス
「獲得1件あたり~円」といった料金形態でウェビナーリストを集めてくれるサービスです。獲得単価は5,000円~10,000円とまちまちですが、単に値段だけを見て決めるのではなく、獲得できるリストの質(ウェビナー参加後に購入に至る可能性がどれだけあるか)を考えて、依頼先を決めることで効果的に活用できます。
まとめ
今回はウェビナー集客の無料・有料の施策を紹介してきました。
無料でできる施策は、コストがかからない代わりに日頃の準備が重要になってきます。
対して有料の施策はスピード感があるので、無料・有料を使い分ける、両方をバランスよく使うことで効率よくウェビナーで集客できます。
今回紹介した施策全てでなくても、自社で始められそうなものがあれば取り入れてみてください。