From:森正宏
企業のオンラインセミナーやウェビナーでは講師の先生をお招きして講演してもらう事も多いですよね。ところが、登壇者の方が遠隔地だったり、コロナの影響で会場に来れないというケースもあります。
そんな時はウェブ会議ツール「ZOOM」や「Microsfoft Teams」を使ったリモート出演が手段となります。
しかし!
ZOOMでの遠隔リモート出演はトラブルの宝庫。寄せられるご相談の中でも、群を抜いて「失敗した」「トラブルになった!」という声が多い方法でもあります。
✓当日通信が切れてしまった…
✓肝心な所が聞こえなかった…
✓うまく画面共有できずグダグダに…
などなど。
遠隔のため事務局もサポ―トできず、先生も焦ってしまい、肝心の講演もイマイチな感じで視聴者もガッカリ…。そんなリスクを孕んでいるのが、遠隔でのリモート出演だったりします。
ところが、発想の転換で無理にリモート出演してもらうのではなく「リアルタイム講演+録画複合型ウェビナー」にする事で、登壇者が当日来なくて大丈夫。トラブルもなく、運営事務局の負担も少ないオンラインセミナーにすることが出来ます。
この記事ではその方法について解説します。ただし、リアルタイムで会話をする必要がある場合は使えません。使い分けの1つと思って頂ければ幸いです。
リアルタイム講演+録画型ウェビナーに参加した方の感想
実際に録画型ウェビナーを視聴した参加者の感想です。リアルタイムでなくても、しっかりと視聴してもらえていることが分かります。
しかも「スムーズな進行」「内容も聞き取りやすい」というのはバタバタしがちなウェビナーではこの上ない誉め言葉ではないでしょうか?
録画型ウェビナーのメリット
それではなぜ録画型をやった方が良いのでしょうか?
- 講師がリアルタイムに参加しなくても良い
- 当日のトラブル要因が減る(運営事務局の負担減)
- 視聴者にストレスのないスムーズなセミナーを届けられる
ウェビナーはリアルタイムであるために、トラブルはつきものと思われがちですし、運営事務局の方の負担も非常に大きく、結果として参加者に満足なセミナーを届けられない、という事が往々にしてあります。
実際にこんな感想が寄せられてしまった、と相談されてきたお客様がいらっしゃいます。
当日は主催者側にはチャットでの参加者フォローして欲しいです。運営スタッフさんがヒヤヒヤしながら必死になっている感じが伝わってきて…チャットで質問するのは躊躇してしまいました…。
これはなかなか胸に痛い指摘です。ですがそれも仕方のないこと。企業の担当者さんは、企画や講演といった“中身”のプロであって、私たちのようにオンライン配信やウェビナーのプロではないのですから。
しかし、参加者さんにはテンパっている雰囲気は思い切り伝わってしまうもの。しかもリモート出演でトラブルがあったら、その混乱は極みとなります。どうして良いか分からない、相談する相手もいない…。想像するだけで胃が痛くなりますね。
そんな胃の痛い思いをしないで済むのが、事前収録した動画をライブ配信中に再生するという
リアルタイム講演+録画複合型ウェビナー
という手法です。
簡単に言えば、リアルタイムのセミナー中に「それではVTRをご覧ください」と事前に撮影した動画を再生する方法ですね。
司会者やメイン登壇者は、リアルタイムでスタジオから出演し、遠隔の登壇者の講演を「録画」で流すという方法です。
当日のトラブルの少なさや、登壇者の方の日程調整の容易さという大きなメリットがあるため、最近は非常に多いウェビナーの形になってきています。
5ステップで解説!リアルタイム講演+録画複合型ウェビナーの方法
それでは具体的にどうやってやるか5ステップで解説していきます。
ステップ1.事前収録する
ステップ2.動画を編集する
ステップ3.事前リハーサル
ステップ4.セミナーを開催する
ステップ5.動画に対してコメントする
この5ステップで進めていきます。
ステップ1.事前にセミナーを収録する
これはスタジオで収録しても、自分のパソコンで撮影してもどちらでも大丈夫です。しかしリアルっぽさを演出するにはコツがあります。それは…
・事前に資料をしっかり作成する
・後で編集するつもりで撮影しない
・一発撮りでライブ感を出す
というのがポイントです。
ステップ2.動画を編集する
次に収録した動画を編集します。しかし、これも過剰な動画編集は逆効果。私たちは豪華な演出の映画を見せたい訳ではないのですし、そんな動画を見せられても視聴者さんには「作りもの感」を与えてしまうだけです。そのため編集は最低限のする方が、より真実味があって視聴者を引き付けるのです。
必要最低限な動画編集とは、一発撮りで撮影した上で…
・前後の余計な部分のカット
・最低限の言い直し修正
・ノイズを消してクリアな音声に
というくらいを指します。ちなみに品川動画スタジオで動画を撮影すると上記3点は料金の中に含まれています。
ステップ3.事前リハーサル
次にオンラインセミナーやウェビナーには必須の事前リハーサルです。勘違いされやすいのですが、事前リハーサルは登壇者が話す練習ではなく、運営スタッフが運営の流れや全体進行をすり合わせ確認する場です。そのため事前リハーサルには登壇者はいなくてもOKです。
ポイントは「進行表を作成すること」です。絵コンテや、場面の切り替えのタイミングを書いたもので、主催者の意図を配信スタッフに伝える非常に重要な役割です。
もちろんこの時に事前に収録した動画がちゃんと再生できるか確認もします。
ステップ4.セミナーを開催する
事前リハーサルが終わったらいよいよ本番です。通常は本番の2時間前から準備をし、15分前から配信オープンして注意事項などを表示するとスムーズです。
ステップ5.動画に対してコメントする
そして重要なのが事前収録した動画を再生したあと、司会者やメインスピーカーの方が動画に対しての感想やコメントすることです。これによってイベント感を醸成することができ、視聴者の方にはリアルタイムなのか録画なのか見分けもつかないライブ感を演出することができます。
その結果…
- 登壇者の日程調整の心配がなくなる
- スムーズな進行で運営事務局の負担低減
- 伝えたことが正確にしっかり伝えられる
- 見やすい聞きやすい動画で配信、アーカイブできる
- 参加者からも「ぜひ次もオンラインで!」と言われる
そんな理想的なオンラインセミナー・ウェビナーを開催することができます。
リアルタイム講演+録画型ウェビナーのご相談は品川動画スタジオまで
品川動画スタジオは250回以上のウェビナーを配信し、100社以上の企業様のオンライン配信のご相談を承っております。
私たちが重視するのは配信本番はもちろん、その前の準備企画の段階です。〇〇だったらこんな配信方法があります。△△だったらZOOMではなくYouTubeの方が良いですね!といった、目的に最適なオンライン配信の提案をしています。
なので「何から手を付けて良いか分からない。」という方も、こんな事をやりたい、と相談していただければ、あなたにピッタリに方法を提案させて頂きます。
録画型ウェビナーのご相談はコチラまでお気軽にお問い合わせください。
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