From:森正宏

YouTuberさん特有の編集技法に「ジェットカット」というものがあります。間延びした部分をがんがんカットしていく編集方法です。有名なYouTuberさんの動画がテンポがよく、ついつい最後まで見てしまうのには、もちろんお話しが上手く内容が面白いものありますが、この「ジェットカット」編集の効果によるところも大きいのです。

このジェットカット。

YouTuberのジェットダイスケさんが提唱した動画編集技法で、YouTubeでは、いまや定番と言っても良いですね。映像業界として正確にはジャンプカットと言いますが、今では「ジェットカット」という呼び方の方が市民権を得た感もあります。

 

YuoTuberの“仮メンタリストえる”さんもに「間延びしない編集」を心掛けていると言っています。

Q.えるさんの動画を拝見していると、間がないなって思っていて。ひたすら話している印象なのですが、それもあえてなのでしょうか?

A.あえてです。ボクが動画の編集をするとき、基本的には“音声波形”だけを見ています。話し終わったときの、抑揚が下がったところをすべてカットしているんです。そうすると、基本的にトーンがアップテンポのところだけが残るので、ずっとユーザーの耳には勢いよく情報が流れ込みます。

引用:https://r25.jp/article/657188597461296014

 

 

ナチュラルジェットカットなメンタリストdaigoさん

という訳で、古くから「YouTubeらしさ」を醸し出す編集技法ジェットカットなのですが、最近スゴイな!と思うのがメンタリストdaigoさん。

daigoさんはそもそも喋りに間延びがない。一切、間を空けず喋りきって、継ぎ目がない。「あー」とか「うー」という余計な言葉も全く発しない。

編集なしでジェットカット効果がある。

すごいです。

一度視聴し出したら最後、止めるタイミングがない(笑)。実はコレ、マーケティング的な観点、広告業的な観点でも非常に意味があることなのです。

 

視聴者は動画を見るのを止めたがっている

こんな言葉が広告業界にあります。

「顧客は広告を見るのをめたがっている」

これは、顧客は広告は見たくない、でもついつい見てしまったので、どこで止めるかタイミングを見計らっている。

ちょっとでも興味を失わせたらアウト。だから広告は常に顧客の興味を引き続け、最後まで読ませるような文章を書くべき、という意味です。

これを動画に置き換えたらどうでしょう?

 

「顧客は動画を見るのを止めたがっている」

 

いやー怖いですね。しかし真実を突いた言葉です。

現代では、他の動画以外にも視聴者の注意を逸らすライバルが大勢存在します。テレビ、マンガ、ゲーム、SNS、、、。

これらに打ち勝って自分の動画を見続けてもらわねばなりません。(YouTubeで視聴維持率が重要は指標になっているのはそういう事です)

その為には
・企画
・撮影
・話術
・演出
・編集
全てを駆使して、視聴者の興味を引き続けなければならないのです。

 

テンポの良い動画=視聴維持率の向上

daigoさんの話し方も、実は説得話法の一つ。早口で一気に話し続けると、相手は自分で考える時間がなくなり、集中して話を聞いてくれます。つまり動画を思わず最後まで見てしまう。

実はdaigoさんの動画にはそんな技術も含まれているのです。さすがメンタリスト。

そしてコレ、動画編集的にも副次的な効果があります。

間を空けずハイテンポで話し続けるので、ホワイトノイズも聞こえない、という効果です。

 

ホワイトノイズというのは「サー」っという空間ノイズのこと。スマートフォンで撮影すると、かなりホワイトノイズが気になるものですが・・・

途切れず話し続けることでホワイトノイズが聞こえる「間」がない。通常はノイズ除去をするものですが、やらなくても気にならないレベル。(実ははノイズ除去されていたらゴメンナサイ)

つまり編集工程を1つ飛ばせる効果もあり、動画を量産するにはうってつけ。編集技術的にみても、YouTuber向きのキャラクターと能力を持っているんだなぁ、と思って見ています。

 

YouTuber・ライバーに求められるは、最後まで視聴者の興味を引き付ける能力

ただし、よーく見てみるとdaigoさんもカットはしていますね(回数は少ないですが)。という事は、間延びさせずハイテンポで話す事をやはり意識されているのでしょうね。

ただ正直なところ、いくら編集してもこのテンポ感、リズム感は出せません。そもそも間延びした動画をいくらジェットカットしても、逆に変な違和感が出てしまいます。

やはり編集に頼らずとも、テンポの良い語り口、話ができるのが、YouTuber・ライバーに求められる能力なのではないでしょうか。

その上でジェットカットなどの編集をするから、よりパワフルで惹きつける動画になるのだと思います。

ぜひメタリストdaigoさんのYouTubeチャンネルをご覧ください。勉強になります。

P.s.
品川動画スタジオでは、動画の撮影や編集のご相談も承っております。会社で動画をやりたいけれど、どうすれば良いか分からない・・・。そんな方はぜひご相談を。お問合せはコチラ