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ホワイトノイズとは?
動画内に周囲の音が入らないように静かな環境で撮影したのに「サー」「ザー」「ゴー」というノイズが入ってしまうことはありませんか?
このようなノイズのことをホワイトノイズと言います。
エアコンなどの環境音や機器自体から発生するのですが、撮影側が原因で発生する以外にも視聴側のスピーカーやイヤホンから発生していることもあります。
ホワイトノイズはどこから発生するの?
ホワイトノイズの発生源は、例えば以下のような要因があります。
環境ノイズ:エアコン・自動販売機・冷蔵庫
機器自体から発生するノイズ:マイク・接続ケーブル・電源 ・ミキサー・パソコン
では、ホワイトノイズを発生させないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
ホワイトノイズ対策一覧
環境ノイズをなくす
- うるさい場所でウェビナーや撮影をしない(自動販売機や冷蔵庫がない場所)
- エアコンを止める(夏は配信直前までキンキンに冷やす 、冬は直前までガンガン温めておく)
- エアコンの風がマイクに当たらないようにする
機器ノイズをなくす
- 性能の良い機器を選ぶ
- 機器ごとにメーカー指定のケーブルを使用する
- 電源はアースをとる
- ゲインを絞ってボリュームを上げる(マイクの感度を下げて、スピーカーで音を上げる)
ハードやソフトで処理する
- ハードウェアで処理する
- └ノイズゲート・ノイズサプレッサー ・ノイズフィルターを購入して使用する
- ソフトウェアで処理する
- └ノイズリダクション・ノイズゲート・ノイズフィルターなどOBS・エンコーダーソフトを使用する(ハードウェアより難しい)
他にも薄くBGMを被せて目立たせないようにするという手法もあります。
初めての方がやりがちなこと
動画編集をしている際に気になって、ホワイトノイズの存在を知り、気になって仕方なくなることはよくあります。
結果、マイクを何個も買ってみたり、ケーブルを何本も買ってみたり 、色々機材を買ったりソフトの設定を試行錯誤したり…といった対策をしようとします。
ですが、ここで気をつけないといけないのが、ホワイトノイズの除去に執着しすぎると他の重要なことに手が回らなくなります。
実際ホワイトノイズは、実は言われなければ気が付かないような音で、人が喋っていない時だけ注意して聞いてみると聞こえるノイズです。
逆にノイズを消しすぎて人の声も削ってしまったり声がこもってしまうこともありますし、それがクレームになることもあります。
また、ホワイトノイズは自然に発生する音なので、無音の状態は実は不自然なのです。
特に、ライブ配信やウェビナーは”リアルタイム性” つまり同じ時間・空間を視聴者と共有することがキモになりますので 、ホワイトノイズがない状態は”作りもの感”が出てしまいます。
ホワイトノイズ対策に取り掛かる前に
なので、結論から言うと、そもそも視聴者はホワイトノイズを気にしていません。
今回紹介したようにホワイトノイズを除去するには色々方法があるのですが、音響の専門領域の話になりますので、ネットで検索してすぐ解決するものでもなく、全体を考えたときに気にしすぎない方が良い部分になります。
どこまでを自分たちでやるのか、どこからはプロに任せるのか、といった線引きをすることで自社のリソースの範囲内で最大限価値あるセミナー動画制作に取り組んでください。